2011年2月20日日曜日

フィレンツェ,メディチ家礼拝堂 Cappelle medicee,Firenze

Cappelle medicee.Firenze
礼拝堂内部
メディチ家礼拝堂は僕たちの宿ペンション・アカデミアから歩いて3分と、目と鼻の距離。
一人4,000リラ(1990年)の入場料を払いメディチ家礼拝堂内に、もちろん3歳半の娘は無料。
礼拝堂内部は外から見るより巨大な空間で、床や壁は色とりどりの大理石で飾られとても奇麗で濃厚。そこに歴代のメディチ家頭首の棺が安置されています。棺だけを見ればエジプトの王様より立派かもしれません。
棺の中心にあるカミキリムシの背中みたいなものがメディチ家の紋章。
たしかメディチ家は医者になった人が多く、紋章の5個の玉は薬を意味していた、との説もあります。権力闘争でメディチ家がおこなった毒殺も医学に長けていたからこそでしょう。
礼拝堂は教会の入口から最も離れた奥の静かな場所で、そこまでそれは沢山の部屋を通り抜けていくのです。部屋の一部は公開されメディチ家が所有していた装飾品や食器や家具などが展示され、装飾品のなかには容器の一部が透明なガラス製でその中に小さな人骨が収められたものがあります。奥さんは「とても気味が悪い」と言いながら目が離せないようす。
医学的な好奇心というより宗教的なにおいがします、秘められた骨の力を確信しているようです。
礼拝堂入場券

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