2013年12月23日月曜日

Foire du Trone,Bois de Vincennes,Paris

Foire du Trone,Paris
娘と奥さんと僕は宿から地下鉄を乗り継ぎ、メトロ8号線のポルト・ドレ駅(Porte Dorée)に到着。
ヴァンセンヌの森は駅からポニア・トースキ大通り(Boulevards Poniatowski)を西へのろのろ歩いて3分ほどであらわれます
森の入口のプルーズ・ド・ルイイ(Pelouse de Reuilly)という広場に遊園地があるのです。
4月のはじめごろから6月初旬まで、春とともにやって来る移動式遊園地"Foire du Trone"フォア・デュ・トローヌです。
毎日営業で連日連夜深夜まで遊べます。入園料こそ取りませんが、経営者は3ヶ月分の売り上げで1年しのぐつもりですから、ひとつひとつの料金は割高。
たとえばメリーゴーランドは15フラン、観覧車は35フラン、ウォーターシューターは30フランとこれだけで1,800円(1990年5月)とかなりのカクゴがいるのです。
親子3人夢中で楽しみました。
Foire du Trone,Paris
ヴァンセンヌの森の移動式遊園地

2013年10月11日金曜日

Parc André Gagnon.Chartres

Parc André Gagnon
アンドレ・ガニョン公園
娘と奥さんと僕がシャルル・ペギー通り(Boulevard Charles Péguy) を散歩していると、街路樹の向こうから子供たちのはしゃぐ声。そこはアンドレ・ガニョン公園(Parc André Gagnon)
すべり台のまわりでおいかけっこする子供たちは楽しそう、声をはりあげながらにげる女の子。それではとさっそく娘はすべり台にかけよります。
小さな子供を連れて来たおかあさんはベンチでのんびり、夕ご飯までは自分の時間、そんな感じ。

アンドレ・ガニョン公園はシャルトル駅の東側、鉄道と平行して東に細長くのびる公園。
なんでも60種類以上もあるバラの庭園が素敵だとか、僕たち家族は遊具のあるここから動きません。
この公園はフランス式の公園らしいところはちっともなくて、戦後の都市計画でつくられたような公園です。
奥さんも僕も「池はないけど浦和の別所沼公園だね」とうなずくのでした。

Parc André Gagnon.Chartres

2013年9月16日月曜日

Rue du Cardinal Pie

シャルトルの小径
シャルトル大聖堂の北側を教会に平行して小さな通りがある、"Rue du Cardinal Pie"という。カーディナル・パイ通りは自家用車がやっとすれちがうほどの通りで両側に古い住宅が建ち並ぶ、駐車場がないものだから通りの片側は小型のプジョーやオペルがぎっしり並ぶ。
ときおり住宅のあいだから大聖堂の大きなフライング・バットレスがケヤキ並木みたいに見える。
カーディナル・パイ通りを東に向かいウール川まで行ってみる。途中から通りは北に曲がり教会から離れていくが、直進してそのまま歩くと小さな路地があらわれる。
そこは丘をくだる小径で眺めが良い、あおあおとした木立に囲まれた道にところどころ階段があるのも楽しい、散歩に最高で娘もおおよろこび。
僕は奥さんに「以前住んでいた神奈川区の白幡向町にちょっと似てるね」
彼女は少し考えてから「それって白幡向町の人が聞いたら涙してよろこぶか、ひどく怒るかのどちらかね」

2013年8月24日土曜日

シャルトルのウォークマン


シャルトルの観光局専属ガイドはSONYのウォークマンだったのです、1990年のことですが。
フランス語と英語とドイツ語でこう書いてある。
VISITE DES VIEUX QUARTIERS
avec cassettophones à votre convenance en toute liberté.
Découvrir l'histoire de chartres,de ses monuments,de ses habitants à travers les siécles,
en empruntant ses rues pittoresques,ses vieux ponts et ses tertres .... Itinéraire fléché.
UNE HEURE DE PROMENADE COMMENTÉE.
TAKE A ONE-HOUR SELF-GUIDED WALK THROUGH HISTORIC OLD CHARTRES.
Follow arrows down ancient steps to the river with its picturesque bridges,
churches and winding streets.
Walkman cassettes in English may be hired from the Tourist Office.
In einem angenehmen Spaziergang durch pittoresken Gässchen,
über alte Brücken und malerische Stiegen eroffnet sich lhnen die Geschichte unserer Stadt,
ihrer Bauwerke und ihrer Einwohner,durch eine.
BESICHTIGUNG DER ALTSTADT MIT KASSETTENRECORDER IN DEUTSCHER SPRACHE.
Dauer:60 min
ausgeschilderter weg.
Location du matériel 35F pour 1 ou 2 personnes plus caution à L'OFFICE DE TOURISME place de la Cathedralé.
仲良く二人でシャルトルの街を散歩するならやぼなガイドは必要ない、そんなときウォークマンガイドならじゃまになりません。
あくまで僕のかってな空想です、その裏には人件費削減も。
観光ガイドのカセットレコーダーは1時間35フラン(当時900円ほど)でレンタルできます、この使用料金はシャルトル大聖堂前観光案内所存続のため必要です、なにとぞご了承ください。とあくまでひかえめに書かれています。

2013年8月21日水曜日

シャルトルの司教館公園 Jardin de l'Evêché.Chartres

Jardin de l'Evêché.Chartres  司教館公園

娘と奥さんと僕はシャルトル大聖堂を出ると教会裏手の石垣をくだり司教館公園(Jardin de l'Evêché)にやって来ました。
それは天気が良くて気持ちの良い昼下がり、ここでひなたぼっこをしないとは言語道断。
ウール川岸からゆるい傾斜で広がる司教館公園には川から丘を上る5月の風が吹き、芝に反射した日差しが黄色や赤い花びらをうきたたせますからそれはきれい。
みんなで靴を脱いで裸足になるとこれがまた良いのです。
この公園は名前からしても教会がつくったものでしょう、ひょとしたらマンドレイクなどを栽培したかも。
司教がここでマンドレイクをかじり瞑想する、僕の頭に浮かんだありもしない幻想です。
Jardin de l'Evêché.Chartres

2013年8月15日木曜日

シャルトル大聖堂-3 Cathédrale Notre Dame de Chartres

Cathedrale Notre Dame de Chartres
シャルトル大聖堂屋上
娘と奥さんは高いところが大好き、僕もおのぼりさんですぐのぼる。
僕たち家族はシャルトル大聖堂の塔にねじこまれたスクリュウみたいな狭い石の螺旋階段をひたすらのぼる、300段以上ある階段を上り外に出ると強い風が塔を巻き込むように僕たちを吹き抜けていく。
シャルトル大聖堂は丘の上に立つ教会ですから眺めが良い、それにここは地上から100m以上離れている、周りには高い山も高い建物もない。
シャルトル大聖堂の塔から屋上へ

Cathedrale Notre Dame de Chartres
シャルトル大聖堂屋上回廊
 屋上に手摺のついた回廊がぐるりとある、そこに小さく張り出したバルコンが飛び梁の上だけにぽつりぽつり並んでいる。
ゴシック建築とはなんでも12世紀ごろフランスで発明された建築構造。それまでの建築より大空間をつくれるようになった、それを可能にしたのが飛び梁と呼ばれる巨大なつっかえ棒だということだ。
奥さんは一言「飾りじゃないのよフライング・バットレス」。
シャルトル大聖堂の飛び梁はきゃしゃな断面で肋骨みたい、そしてとても美しい。
Cathedrale Notre Dame de Chartres
シャルトル大聖堂の屋根と2重の飛び梁



2013年8月13日火曜日

シャルトル大聖堂-2 Cathédrale Notre Dame de Chartres

シャルトル大聖堂の塔の入場券
娘と奥さんと僕はシャルトル大聖堂の塔を上り屋根の上に。塔の入場料は1人16フラン(1990年)400円ほど。大聖堂の屋根からのながめはすごいんだ、エッフェル塔まで見えそう、むりかな。
入場券の記載はこんなかんじ。
ministére de la culture caisse nationale des monuments historiques et das sites.
droit d'entrée dans les monuments appartenant à l'Etat.            plein tarif   16F
A conserver pour être présenté à toute réquisition.
この入場券はフランスの文化通信省発行のもの、たぶん日本の文部科学省みたいなところが国宝級の歴史建造物を管理している。
最後の注意書きは、入館中はチケットをなくさないでください、かな。
Chartres(シャルトル)の街並み

2013年8月11日日曜日

シャルトル大聖堂-1. Cathédrale Notre Dame de Chartres

Cathedrale Notre Dame de Chartres
娘と奥さんと僕はシャルトル大聖堂(Cathédrale Notre Dame)に到着。
シャトレ広場(Place Chatelet)から南にサン・メメ通り(Rue Sainte-Même)をワンブロック歩き、シュバル・ブラン通り(Rue du Cheval Blanc)白馬通りとは素敵だな、の交差点を左に折れ、少しばかり歩けば小さな広場に出る、広場を右に曲がりすぐ木立の向こうにシャルトル大聖堂前の広場が見えてくる。
シャルトル大聖堂はCathédrale Notre Dameが正式名でノートルダム大聖堂、聖母マリア様をまつる教会。
4世紀ごろに建てられ、何度も火災にあっては修復され現存する教会は13世紀に改築されたものだとか。
パリのノートルダム大聖堂より可憐だ。教会のファサードの双塔は左右形が違うが、ここが良い。
右側の塔はロマネスク様式で古い時代のものと思うがどうかな、左の塔はパリのノートルダムに少し似てる、ゴシック様式。ファサードだけを見ればシャルトルのノートルダム大聖堂のほうが美人。

こんな伝説がある、「シャルトル大聖堂にマリア様が着ていた服がある」。教会にはちゃんとこの聖衣が飾られていて、ローソクを灯したたくさんの人々がお祈りに来る。
Cathedrale Notre Dame de Chartres
シャルトル大聖堂入口


2013年7月17日水曜日

ピカシエットの家 Maison Picassiette. Chartres

ピカシエットの家 Maison Picassiette
ノートルダム大聖堂の東の丘をくだると用水路みたいな小川があらわれる、ウール川(L'Eure)だ。
ウール川にそって下流に、南に10分ほど歩いてフォーブル・ラ・グラップ通り(Rue du Faub.La Grappe)まで行けばウール河畔公園(Parc des Bords de L'Eure)の森にでる。
そこからゆるやかにウール川からはなれて東に向かうスール通り(Rue de Sours)を歩いてわずかな距離でルボ通り(Rue du Repos)と交差する十字路に、ここを左に曲がるとピカシエットの家(Maison Picassiette)はすぐだ。
夢の宮殿は通りからは見えない、ひっそりと隠れるようある。

ピカシエットの家とはレイモン・イジドールさんが30年ちかく(1938~1964)かけて自宅の内装や納屋や庭をこつこつ一人で作り上げた宮殿だ。
皿やカップ、ビンなどの破片が床や家具をはいまわり壁をかけのぼり、あたり一面を埋め尽くす。
Picassietteはフランス語で"Picasso de L'assiette" が短縮されたもの、レイモン・イジドールさんのあだな。
フランス語のわからない僕のかってな解釈だが、彼は日本であればまちがいなく「日本のガウディ」とよばれる、ところがシャルトルでレイモン・イジドールさんは街のみんなから、「おまえさんはお皿でものを作らせたらピカソ顔負けだねえ」と。
ウール川 L'Eure

2013年7月12日金曜日

Ospedale SS, Giovanni e Paolo, Venezia

Scuola Grande di San Marco
ヴェネツィア市民病院
カステッロ地区にある運河にそった路地、フォンダメンタ・メンディカンティ通り(Fondamenta dei Mendicanti)を歩いていると突然広場に出た。
松葉杖を両脇に抱え足をひきづりながらひとりのおじさんが僕の前をよこぎる。彼は難儀そうにヴェネツィア市民病院(Ospedale SS,Giovanni e Paolo)の玄関の石段をのぼって扉の向こうに消えた。

はじめから病院ではない、1819年ごろオーストリア軍の病院に改修されてかららしい。それまでここはサン・マルコ同心会館(Scuola Grande di San Marco)と呼ばれ、自冶会館みたいに使われていたようだ。
"Scuola" スクオーラは同心ということらしい、そもそも同心とは何か、僕は知らない。
なんでもヴェネツィア市民の自冶会で冠婚葬祭を執り行ったり、政治的な力もあったようだ。これほどの建築を残すのだから財力もとうぜん半端なものではない。

ビサンチン風の白大理石のファサードにだまし絵のような絵が並ぶ、遠近法のきいたアーチの奥からライオンがこちらを見ている、なぜかどのライオンもポーズが違う。

ヴェネツィア市民病院の奥にあるサン・ジョバンニ・エ・パオロ教会(St Giovanni e Paolo)は狭いヴェネツィアにあってはいかにも窮屈そうな教会、せめてアドリア海が見えれば良いがここからは潮のけはいすらない。
St Giovanni e Paolo


2013年7月7日日曜日

Plaça de Catalunya.Barcelona

Plaça de Catalunya.Barcelona
僕たち家族のバルセロナ散策の出発点はカタルーニャ広場、どこにいくにもまずここから。娘の目的は広場の鳩にえさをあげること、かならず半分残したお菓子を持ってきます。

バルセロナの港にはよく散歩にいきました、カタルーニャ広場から港に向かうランブラス道りにもなれしたしんで、気分は北浦和のハッピーロード。

僕たち家族はランブラス通りの路地裏の観光客のいないパン屋さんや惣菜屋や雑貨屋などに毎日買いだしに出かけます。雑貨屋で買った大きなタッパーウェアを惣菜屋のおにいさんに手渡し僕は一言「ensalada」彼はびっくりして肩を上げながら、しかたないなーとタッパーに山盛りの野菜をつめてくれました。
バルセロナの港





2013年7月4日木曜日

Fondamenta dei Mendicanti, Venezia

Fondamenta dei Mendicanti
Fondamenta dei Mendicanti (フォンダメンダ・デイ・メンディカンティ) はひと気のない静かな通り。
ときおり水上バスが市民病院に向かう人たちを運んでくる、なんのへんてつもない運河。
だけど、とても安心する、はじめて訪れたのにまえにも来たことがあるような。

Fondamenta dei Mendicanti の位置はヴェネツィアの東部のカステッロ地区(Castello)、で魚の背びれあたり、近くにはムラノ島やトルチェッロ島に向かう船着場がある。

運河の突き当たりの焦点に美しい墓地の島"Isola di San Michele"サン・ミケーレ島がきちんと見える、それもここの良いところ。

Mendicanti とは、なんでも托鉢のことらしい、キリスト教にもドミニコ会やフランチェスコ会は托鉢をするんだとか。
托鉢のほかに乞食という意味もあるようだが、この通り(Fondamenta dei Mendicanti)の由来を僕は知らない。

2013年6月18日火曜日

Loisirs_Detente, Chartres


シャルトルで楽しめるスポーツとレジャーのご案内(1990年)で、こんな感じ。
僕たち家族はどれも体験していません、すべて僕の想像です。
Loisirs_Detente
Sport and leisure_Freizeitangebot_Divertimenti e sport
Piscines     Canotage     Hippodrome  スイミングプール、ボート、競馬場
Location de velos      Parcs et jardins レンタル自転車、公園や庭園
Tennis_Bowling_Squash  テニス、ボウリング、スカッシュ
Theatre_Concerts_Expositions_Cinemas_Tel 37 36 14 67_37 35 28 10
Tous renseignements a l'office de Tourisme. All information available at Chartres Tourist office.
Auskunfte im Verkehrsamt.
Chiedere informazioni all'Ente di Turismo.

蒸気式のトラクター"Le Compa"の絵があるのは、フランス最大の農業博物館。
Nouveau"LE COMPA"
Conservatoire du Machinisme et des pratiques Agricoles
Le plus grand musee francais consacre exclusivement al'agriculture.
aux societes rurales et a ses temoins precieux que sont machines et outils agricoles (maquettes animees audiovisuels...)
Pres de la gare de Chartres_(Pont de Mainvilliers).
Visite;tous les jours sauf lundi. Open dayly except monday . Parking gratuit. Tel. 37 36 11 30

機関車のバスに乗り35分間の シャルトル観光。歩かなくていいから「ラクチン」、夏はナイトツアーもあります。シャルトルの夜景はたまりません。
Une promenade insolite,sans fatigue
Circuit commente de 35 minutes. de 10 h a 19 h dans le Vieux Chartres de Paques a Octobre
Nocturnes en ete
Reservation groupes:PROMOTRAIN 団体客の予約は"プロモトレイン"まで
131,rue de Clignancort 75018 PARIS

2013年6月12日水曜日

Entre la place Chatelet et la Cathedrale

シャルトルのシャトレ広場(Place Chatelet)からノートルダム大聖堂にむかう通り(Rue Saint Meme)には観光客や大聖堂にお参りに来る人々が沢山、ですから食堂もぽつりぽつりと。

ワニのメイドが料理を運んでいる、"Pelagie grill"(ペラージェ・グリル)。地中海料理のお店でしょうか。たぶん地中海にあるイタリアのペラージェ諸島から名前をいただいたレストラン。これは1990年の広告です、この店は今でもあるのでしょうか。
つづいて"La Passacaille"(ラ・パッサカリア)でピザリアですからこれもイタリア。
パッサカリアは17世紀ごろにつくられた舞踊曲だそうです、ちがうかな。
これも1990年の広告、調べてみたら今も健在、住所も電話番号も一緒です。
Ouvert tous les jours どちらの店も年中無休、経営者はイタリア人じゃないな。
僕たち家族はシャルトル駅前の安い食堂でお昼の定食を食べたので、この2軒はお店をのぞくだけのひやかし、やはり敷居が高い。


2013年6月9日日曜日

Place CHATELET, Chartres

Place CHATELET
シャルトル駅を背にしてノートルダム大聖堂に向かうジョハン・ドゥ・ボーズ通り(Avenue Jehan Beauce)はゆるやかな坂道、その道を太陽に向かってのぼりますからそれはまぶしい。

娘と奥さんと僕はのんびり歩くこと10分で通りの突き当たりにあるシャトレ広場(Place CHATELET)に到着。

シャトレ広場から見るノートルダム大聖堂は美しい、東のウール川ごしから見る大聖堂も良いけれど僕はここから見る大聖堂のほうが良い。
かたちの違う2本の鐘楼が中央のばら窓をはさんできりりと立つ姿は立派で、しばらく僕たち家族はぼんやり大聖堂を眺めるのです。

2013年6月5日水曜日

Boulevard Maurice Viollette, Chartres

シャルトル駅 GARE  S.N.C.F / Chartres

娘と奥さんと僕はパリのモンパルナス駅から列車に乗ること1時間15分、定刻通りにシャルトル駅(GARE S.N.C.F / Chartres)に到着。
木曜日の午前11時、シャルトル駅は行き交う人もなくがらんとしてさびしい。

駅前広場(Place PIERRE SEMARD)正面のジャハン・ドゥ・ボース通り(Avenue Jehan de Beauce)は住宅街を東南方向にまっすぐのびるゆるやかな坂道。
僕たち家族はこの坂道をだらだら上り、シャトレ広場(Place Chatelet)に着くと広場の花壇に囲まれたベンチで一休み。
Boulevard Maurice Viollette

絵はがきをだしにシャトレ広場から南にのびるモーリス・ヴィレット大通り(Boulevard Maurice Viollette)の郵便局に行くのです。
郵便局の名前はノートルダム郵便局(Notre_Dame des Poste)、ちがったかな。
とんでもなく立派な建物で、1928年生まれの近代建築。ゴシック様式で時計のついた鐘楼はロンドンのビックベンの遠い親戚みたい。アールデコで飾られた内部は当時の最先端、と思われる。設計はラウル・ブランドン(Raoul Brandon)さん。

2005年、この建物はシャルトル市が改築して"Mediatheque L' APOSTROPHE"(アポストロフィ)を開設、映画や現代音楽のメディアライブラリーらしい。

2013年6月1日土曜日

シャルトルの風景. Chartres

Chartres
シャルトルのノートルダム大聖堂(シャルトル大聖堂)にのぼり、パリのある東北方向を見る、もちろんメガネだが視力は悪い。
天気は良いが90kmも離れたパリはいっさい見えない。
Chartres
シャルトルの街並はあわい茶色のとんがり屋根と、そのすきまをうめる広葉樹の緑で美しい。ずぼらな僕には息苦しくも感じるし、貧相な僕には似合わない。
シャルトル郊外の農場

シャルトルから郊外に出る。そこはウール=エ=ロワール県の農地がどこまでも広がる。
春の農場はいちめんが菜の花で黄色に染まる、それはみごとな景色。
奥さんも僕も「シャルトルの青もいいがシャルトル黄色にはかなわない」と深く納得。
住むのであればこちらの方が良い。

2013年5月24日金曜日

シャルトルの地図 Carte de Chartres

Carte de Chartres シャルトルの地図
シャルトル大聖堂の前の広場にある観光案内所、ここでシャルトルの地図をもらいます。
小さな地図に記載されてた名所旧跡はこんなかんじ。
フランス語のわからない僕ですから説明はほとんどインチキ。

A;  Cathedrale Notre_Dame ノートルダム大聖堂
  (シャルトル大聖堂のこと、ノートルダムはマリアさまを守護聖人とする教会)
B;  Palais Episcopal Musee des Beaux_Arts  宮殿美術館とは、なんだ
C;  Eglise Saint_Pierre  サン・ピエール教会
D;  Eglise Saint_Andre  サン・アンドレ教会
E;  Eglise Saint_Brice (Saint_Martin_au_val)  サン・ブライス教会
F;  Eglise Saint_Aignan サン・エニァン教会
G;  Enclos de Loens Centre International du Vitrail ビトロ国際センター
                    (ビトロとはステンドグラスのこと)
H;  Logis Claude Huve わかりません
J;   Maison romane ロマネスク様式の家、ローマの家とはどんな家
K; Maison du Saumon サーモンの家、サケの家とはどんな家
                                 (サケの彫刻がある16世紀の民家だとか)
L; Escalier de la Reine Berthe バーサもしくはベルタ女王の階段
             (ユトリロさんがこの屋敷を描いてます)
i;  OFFICE DE TOURISME 観光案内所
N; Hotel Montescot Hotel de Ville モンテスクホテル、ほんとかな、名門ホテルかも
R; Eglise Sainte_Foy Galerie de Chartres サン・フォア教会とシャルトル・ギャラリー
                (シャルトル・ギャラリーとは何を展示してるの)
S; Ruines de la Porte Guillaume 中世の城壁の遺跡
V; Eglise Saint_Jean_Baptiste サン・ジャン・バプティスト教会
     Tombeau de L'Abbe Stock  L'Abbe Stockさんの墓
W; Maison Picassiette  ピカシエットの家
               (皿やビンの破片で飾られた家と庭)
Y; Monument Jean Moulin ジャン・ムーランの記念碑
         (ジャン・ムーランはフランスの政治家、レジスタンスの中心人物)
    Vues pittoresques 絶景ポイント
    CIRCUIT TOURISTIQUE pieton 観光名所をめぐる道
    Secteur pieton 散歩道
    Parcs et jardins 公園
    Hotels classes 
    Auberge de Jeunesse ユースホステル
    Terrain de Camping キャンプ場
    Toilettes 公共トイレ
    Grands axes de circulation 主要幹線

2013年5月17日金曜日

TELECARTE 50 UNITES

TELECARTE 50 UNITES
POUR TELEPHONER CHOISSEZ VOTRE HEURE
パリで40フラン(1990年)で購入したテレフォンカード、当時1,000円ほど。
パリの公衆電話からさいたまに電話すると5分ほどで使い切る。
最大65%の通話割引はフランス首都圏内だけ、もちろん国際電話の割引は無し。

COMMUNICATIONS TELEPHONIQUES Jusqu'a 65% de reduction

Ces reductions sappliquent a l'interieur de la France Metropolitaine(au 1_1_88)

50 UNITES
EN CAS D'INCIDENT appeler le 13 DU adressez_VOUS a votre Agence de FRANCE TELECOM
Cette carte ne peut etre vendue que sous emballage scelle.

Regie T
La publicite sur la telecarte
7. rue de Monttessuy
75007 Paris
フランステレコム社は現在Orenge(オレンジ)社、電話やインターネットの国際的な組織を牛耳る巨大な通信会社です。

2013年5月10日金曜日

Rue de la Cité, Paris

Rue de la Cite
シテ島のシテ通り
娘と奥さんと僕は天気が良いので早起きをして散歩に出ます。花の市場があるシテ通り(Rue de la Cité)に向かいます。
カルチエ・ラタンの宿から歩いて東へ、ルネ・ヴィヴィアーニ広場(Square Rene Viviani)をぬけセーヌ川に架かるドゥブル橋(Pont au Double)を渡りノートルダム大聖堂。
ノートルダム広場に埋め込まれた石臼みたいなフランス0起点をふんずけて、スケートボードをする少年をながめながらだらだら広場を西にぬければシテ通り。

シテ通りの歩道わきに小さな花屋が建ち並び、今日の花を探しにきた人がちらほら。
もちろん僕たち家族はひやかしですから、少し距離を置いて近づき過ぎないように。
花屋がたくさんひしめくセレスタン・アントニオの小道はシテ通りから一本西側。
花屋専用みたいなセレスタン・アントニオ通りはプラタナスの並木がある細い道で幅は3mもないでしょう。距離も100mほど歩けば、きついU字を書くように折り返します。
お寺の前にはかならず花屋があります、ここもノートルダム大聖堂の目の前ですからちゃんと花屋があるのです。

2013年5月9日木曜日

Place Louis_Lépine, Paris

Place Louis_Lepine,Paris
奥さんと僕は娘を乗せたベビーカーをがたがた押して、シャンジュ橋(Pont au Change)を渡りシテ島(lle de la Cité)に上陸。
ルイ・レピーヌ広場(Place Louis_Lépine)はシテ島の真ん中、パレ通り(Bu du Palais)とシテ通り(Rue de la Cité)にはさまれた、早朝の官庁街の大通りみたいな広場です。
2月のパリは寒いのに、がらんとした広場に北風が吹きますからなお寒い。

奥さんはパレ・ド・ジュスティスの寒々としたようすを見ると「なぜ宮殿を牢屋にしたの」、僕もわかりませんからだまっています。
ぼんやり思うには、セーヌ川で囲まれた場所ですから牢屋には良いかと。
パレ・ド・ジュスティスはフィリップ4世の宮殿が14世紀後半から19世紀はじめまで牢獄に使われていたとか。
なんでもいいかげんな設備と警備だったのに400年以上も牢獄として使われていた、これまたどうして。

2013年5月2日木曜日

Fontaine Saint_Michel. Paris

Fontaine Saint_Michel,Paris
サン・ミッシェルの噴水
カルチエ・ラタンの宿から歩いて10分ほどのところにサン・ミッシェルの噴水(Fontaine Saint_Michel)がぽつんとあります。
噴水のあるサン・ミッシェル広場には観光客や待ち合わせの人々がそれは沢山いますから、通り過ぎるのが正解。
なのですが、娘は噴水を見つけるやかけよって、さっそく水遊びに夢中。
奥さんも僕もそれではと一休み。
噴水のまわりにはたくさんのゴミや空き缶が散乱して、ゴミ集積場です。
ゴミ集積場でも恋人達にとっては至福の場所。しかし間違いなく目の前のセーヌ川岸のほうが素敵なのに。

サン・ミッシェル大通り(Boulevard Saint_Michel)とダントン通り(Rue Danton)がシテ島( Île de la Cité) の南側に架かるサン・ミッシェル橋(Pont Saint_Michel)の手前で合流するところに小さな三角形の広場、ここがサン・ミッシェル広場です

噴水の中央のニッチに天使ミカエルの像。
なんでもミカエルさんをフランスではサン・ミッシェルとよぶのだそうです。

2013年4月26日金曜日

Café le Pélican rouge,Paris

パリのカフェ赤ペリカン
Cafe le pelican rouge,Paris
Café le pélican rouge はトルコ料理の大衆食堂、とてもカフェとはいえません。
店先の大きなジャーケバブが床屋のサインみたいにグルグル回転して、肉が焼けるいいにおいが路地に。
パリ北駅(Gare du Nord)正面のダンケルク通り(Rue de Dunkerque)にある小さな食堂、
"Café le pélican rouge"カフェ・赤ペリカンはどう見ても下町の焼き鳥屋、僕たち家族はなんのていこうもなく店内に。
僕たち家族が食べた昼の定食はヨーグルトのドレッシングのサラダとゆでた豆の付け合わせがどっさりのジャーケバブ、あざやかな黄色のサフランライスらしきものにコンソメ味のスープがかかったもの。娘はオレンジジュース、僕と奥さんはコーラ。
しめて118フラン(1990年)で3,000円ほど、値段だけは大衆食堂とはいえません。
1990年5月のことです、カフェ・赤ペリカンは今でもあるのでしょうか。
パリ北駅 Gare du Nord,Paris

2013年4月21日日曜日

Carousel Paris

Carousel Eiffel Tower
エッフェル塔の回転木馬
娘の一番の楽しみは散歩中に出会う回転木馬。
見つけたとたん娘は回転木馬に駆け寄って、馬を品定め。
おのぼりさんの僕たち家族が行くところ、回転木馬はきちんとあります。
娘がひょいと木馬に乗ると、四角い顔の頑健そうなおじさんにがやって来て、
料金の2フラン(1990年)50円ほどを取りにきます。
乗客が3割ほど回転木馬に乗り込むと、オルガンの音がして静かに回り始めます。
どこの回転木馬もとなりに小さな屋台がちょこんと建っていて、
屋台の前でお母さんにお菓子をねだる子供たち。
回転木馬とお菓子で集客と収益をねらった商いです。
Carousel Montmartre
モンマルトル、サクレ・クール教会堂の下の回転木馬
Carousel(カルーセル)回転木馬の原形は、12世紀ごろアラビア遠征から帰った
十字軍によりヨーロッパに持ち込まれたそうです。
もとは中東に進出した騎馬民族が戦闘訓練用に作ったもので、
どんなものか知らないのですが、回転するまでに400年ほどかかります。
現在の回転木馬にちかい形を発明したのは、16世紀イタリアのフィレンツェを
治めたメディチ大公らしいのですが、僕が思うにはレオナルド・ダ・ヴィンチかと。
パリにはじめて回転木馬が設置されたのが17世紀はじめ。
ルイ14世も乗ったのでしょうか。
Carousel Forum des Halles
フォーラム・デ・アールの回転木馬

2013年4月17日水曜日

Musée du Louvre_2


Musée du Louvre, Aile SULLY

ルーヴル美術館、シュリー翼の展示室

僕も奥さんも今日は朝から気合が入ってます、目薬をつけて視界も良好。
巨大なルーヴル美術館をたった一日でどれだけ観てまわれるか、楽しみです。
僕と奥さんは娘の手を引きながら、鼻いき荒くシュリー翼の展示室に突入。
わずか2時間後、娘は「つまらないからおそとにいく」。
この一言で、僕たち家族のルーヴル美術館は幕を閉じたのです。
ルーヴル美術館はガラスのピラミッドを中心に3つの建物がコの字形に配置されています。北側に建つRICHELIEU(リシュリー)、時計回りに東にSULLY(シュリー)、南側のセーヌ川に近いDENON(ドウノン)です。

ルーヴル美術館のパンフレット
ルーヴル美術館のパンフレットは英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語など。
僕は英語のパンフレットを入手。こう書かれています。
Orientation in the museum.
An orientation system has been set up to allow visitors to choose their itinerary;the system is composed of the following;
the division of the museum is three parts,which in turn,have been divided into numbered districts;
the identification of these districts shown by signs the limit of each of them;
the allocation of a different color for each floor of the museum.
ルーヴル美術館のカタログ
帰りにルーヴル美術館のカタログを買います、45フラン(1990年)で1,200円ほど。
ありがたいことに日本語版、宿に帰ったらじっくり見るぞ。
ルーヴル美術館のガラスのピラミッド
娘はルーヴル美術館から出ると、とたんに元気になりました。
さてさて、ここでひなたぼっこでもしましょう。
たしかに、たくさんの観光客が蠢く美術館内より気持ちがよい場所です。