2012年10月31日水曜日

Hotel Elefant.Salzburg

Hotel Elefant.Salzburg
娘と奥さんと僕がお昼を食べたレストラン"Hotel Elefant"
Hotel Elefantはザルツブルグの旧市街にあります。アルターマークト(Alter Markt)広場からひと区画西側を南北にのびる路地ジークムント・ハフナー通り(Sigmund-Haffner-Gasse)を散歩していたときに偶然見つけたお店です。
僕たち家族は貧乏旅行ですから、めったにレストランで食事をしませんが、今日は特別。象という名前のレストランに僕はすっかり一目惚れ、家族を引き連れそそくさと店内に。
僕たち家族がレストランで注文したもの。野菜のスープ、ラビオリみたいな肉詰めパスタにチーズのソースがかかったもの、パン、娘はオレンジジュース、奥さんと僕はもちろんスティグルビール。とてもおいしくいただきました。
歴史あるホテルだそうで、象の紋章が立派です。
食事代は全部で293シリング(1990年)5,000円ほど、もちろんお値段も立派です。

2012年10月30日火曜日

ザルツブルグのシュヴァルツ通りの公園 Kinder und park und christuskirche.Salzburg

Christuskirche.Salzburg
ザルツブルグキリスト教会前の児童公園
今日は観光客で賑わうザルツブルグの旧市街をさけ、静かに流れるザルツァッハ川岸を散歩します。
娘と奥さんと僕はザルツブルグの中心を南北に流れるザルツァッハ川(Salzach)の東側を川と並んで伸びるシュヴァルツ通り(Schwarzstraße)に出るとそのまま北に向かいます。
ミラベル宮殿の近くまで来たところ、通りの脇に小さな児童公園を見つけました。
公園の奥にはザルツブルグキリスト教会(Christuskirche)があるのですが、このあたりは地元の人達だけで観光客は僕たち親子だけ。
娘はしばらくぶりに見るすべり台やシーソーに大喜び。公園には娘の他に子供達がいませんから遊具は全部独り占め。
奥さんと僕は「娘は今日はここから動かないね」。
そうなると奥さんも僕も考える事はひとつ「今日の晩ご飯は何を食べる、寒くてもスティグルビールは欠かせないよね」。


Christuskirche.Salzburg

2012年10月29日月曜日

ザルツブルグのレジデンツ広場の馬車 Residenzplatz.Salzburg

Residenzplatz.Salzburg
4月も終わるというのに風が冷たい雨上がりのレジデンツ広場(Residenzplatz)。
広場はやけに水はけが悪く、濁った雨水が広場一面に溜まりまるで池のよう。
馬車につながれた馬が冷たい泥水に足をひたして濡れて重そうな分厚いビニール製のシートをかぶせられ、辛抱強く観光客を待っている姿は見るからに寒々しい。
広場中央の噴水には若い男女が仲良く楽しそう。恋人同士でしょうか。
僕も奥さんも2人を邪魔しないように噴水に近寄りません。ウソです、寒くて噴水で娘と水遊びをするのがきついからです。
僕も奥さんも「ドイツ人は寒さに強いから、それに恋人とくれば」と納得。
噴水の奥には鐘楼があり、「グロッケンシュピール」Glockenspielと呼ばれています。
グロッケンシュピールは塔の最上部に35個の鐘が吊り下げられた巨大な楽器で、音楽を演奏するようです。
残念ながら僕たち家族がレジデンツ広場を訪れた日にグロッケンシュピールの鐘の音を聞く事はできませんでした。


2012年10月26日金曜日

ホーエンザルツブルグ城 Festung Hohensalzburg

Festung Hohensalzburg
ホーエンザルツブルグ城の入場券
娘と奥さんと僕はケーブルカーを下りて、そそり立つホーエンザルツブルグ城(Festung Hohensalzburg)の巨大な城壁のあしもとの石畳の通路を上ります。少し歩けば城の入場券売り場が見えてきます。
城の入場料は1人45シリング(1990年)770円ほど、もちろん娘は無料です。
入場券売り場の小さなホールに僕たち家族を含め10人ほどの観光客が集まると、ガイドの青年が事務室から出てきます。
彼は英語で観光客を呼び寄せると、みんなを引き連れて城内をぐるりと巡るツアーに出発するのです。
彼の後を僕たち家族も付いて行きます。レックトゥルムと呼ばれる塔には拷問部屋があり、黒いコールタールを塗り付けたような鉄製の拷問器具やとぐろを巻いた鎖が木製の太鼓のような巻き上げ機に幾重にも巻き付けてあります。
城には16世紀頃の城主の大司教の金ぴかの部屋など、ここは大事という所でガイド役の彼は立ち止まり、みんなが彼の話を聞こうが聞くまいが英語で解説をするのです。
彼は生真面目にあくまで仕事ですから、そう見えます。
僕も奥さんも彼の英語が分かりませんから、彼の話をほとんど聞いていません。


Festung Hohensalzburg
ホーエンザルツブルグ城

Festung Hohensalzburg
ホーエンザルツブルグ城からザルツブルグの街を見る

2012年10月23日火曜日

ザルツブルグのカピテル広場のケーブルカー KapitelPlatz.FESTUNGSBAHN.Salzburg

KapitelPlatz.Salzburg
娘と奥さんと僕は小雨降るカピテル広場(KapitelPlatz)にやって来ました。
広場には大きなパラソルをひろげたお土産屋が数軒あるのですが、店の前には人影もなく寒々しいばかり。
それでも娘は広場に集まる鳩を追いかけてまわし楽しそう。娘の「キャー」という声が広場に響き渡ります。
今日の目的地はホーエンザルツブルグ城(Festung Hohensalzburg)。
ホーエンザルツブルグ城はカピテル広場からケーブルカーに乗り城のふもとまで上り、そこから歩いてすぐ。
ケーブルカーの駅は広場の西側の奥まった所で、駅の標識もなくグレーの建物にポッカリあいた大きな穴を入ると小さなケーブルカーが停車していました。
乗車券を1人27シリング(1990年)460円ほど払い僕たち家族はケーブルカーに乗り込みます。

FESTUNGSBAHN
ホーエンザルツブルグ城のケーブルカー乗車券
FESTUNGSBAHNはケーブルカーのこと。Salzburger Stadtwerkeは当時のザルツブルグ市営交通局、現在はSalzburg AGという会社がケーブルカーを運営しています。
ケーブルカーは1892年の開業で、2012年8月には120歳の誕生日を迎えたそうです。

2012年10月18日木曜日

モーツァルトの生家 Mozart Geburtshaus.Salzburg

MOZART  MUSEUM  SALZBURG
モーツァルト博物館の入場券
娘と奥さんと僕はモーツァルトの生まれた家に到着。
ザルツブルグの旧市街のゲトライデ通り(Getreidegasse)に面したモーツァルトの生家、その黄色い壁には大きく"Mozart geburts haus"と書かれ、建物の壁面から垂れ下がる長く大きな赤と白と赤のオーストリア国旗が風になびいています。
モーツァルトの生家は今では彼の博物館として一般に開放され、多くの観光客がこの小さな家を訪れます。僕たち家族は入場券を1人50シリング払い(1990年)850円ほど、博物館の中に、狭い階段を上って館内を見て歩きます。当時、居間として使っていた部屋でしょうか、部屋には古いピアノがあり、青年がモーツァルトのピアノ・ソナタ第13番を静かに演奏しています。彼は部屋には自分1人、誰もいないかのように弾くのです、それがとても良い、僕はまるで夢を見ているよう。
Mozart Geburtshaus.Salzburg
山田風太郎さんの「人間臨終図巻」には、こう書かれています。
35歳で死んだ人々。
ヴァルフガング・アマデウス・モーツァルト( Wolfgang Amadeus Mozart ) 
1791年12月5日午前0時50分に息をひき取った。集まったわずか数人の知人と弟子は、おりからの雪まじりの悪天候のために墓地に見送る事もできず、死体は墓堀人の1人によって、セント・マルクス墓地にほうむられ、数十日後にはその正確な場所さえ不明になった。
彼の症状は慢性的な水銀中毒に適合するといわれ、そのため当時彼と音楽上のライヴァルであった老作曲家アントニオ・サリエリ(シューベルトの師)が嫌疑を受けたが、真相は不明の雲につつまれたままとなった。これは「人間臨終図巻」からの抜粋です。
もちろん僕は彼の音楽が好きです、しかしモーツァルトの悪夢のような生きかたに強い魅力を感じるのです。

2012年10月10日水曜日

Schokoladen Marienkäfer.Salzburger MOZARTTALER

Schokoladen Marienkäfer
娘と奥さんと僕はゲトライデ通り(Getreidegasse)のスーパーマーケットでチョコレートを買います。娘が選んだのは、てんとう虫のチョコレート"Schokoladen Marienkäfer"
てんとう虫のチョコレートは色々な種類があり大きさ色とさまざま。
娘のてんとう虫は大きさが直径2cmほど。黄緑色の体に金色の顔でメガネをかけ、鼻が赤くて赤いべろをだしたおやじみたいなやつ。値段は1個で5シリング(1990年)85円ほど。
てんとう虫はドイツやオーストリアでは"Marienkäfer" マリエンケーファーと呼ばれ「マリア様の使い」として大事にされ、なんでも幸運を運んで来るとか。
Salzburger MOZARTTALER
奥さんと僕が選んだのは、モーツァルトチョコレート"Salzburger MOZARTTALER"でMirabell 社のもの。メダル形のミルクチョコレートが5個入っていて、値段は25シリング(1990年)430円ほど。
僕たち家族はスーパーマーケットを出ると、ゲトライデ通りを歩きながら買ったばかりのチョコレートをペロリと食べてしまいます。

2012年10月7日日曜日

Alter Markt.Salzburg

Alter Markt.Salzburg
娘と奥さんと僕はアルター・マークト(Alter Markt)で一休み。
Alter Markt とは「古い市場」のことで、かつては市場があったのでしょうか。
南北に細長い小さな広場ですが大きさがちょうど良い。裏庭みたいなこの場所は近所の人達の社交場。庶民的でのんびりできる場所です。
アルター・マークト広場にはカフェや色々な店が軒を並べ、それはにぎやか。あちこちベンチがあるのですがどこも観光客で満席。
今日は朝からザルツブルグは雨。広場にある雑貨屋さんで娘にカサを買います。
子供用の折りたたみのかさの値段は119シリング(1990年)2,000円とちょと高い。
娘は早速カサをひろげて、自慢げに広場を歩きます。色鮮やかなカサを雨がやんでもクルクル回して楽しそう、すっかりお気に入り。
後ろの塔は"Old Town Hall"旧市庁舎の塔、塔の部分だけ18世紀後期に増築されたとか。
仕事が無いのかあくびをしたおじさんの顔に見える、かわいいいロココ風の塔です。

2012年10月4日木曜日

ザルツブルグのゲトライデ通り Getreidegasse.Salzburg

Getreidegasse.Salzburg
娘と奥さんと僕はザルツブルグ自然博物館(HAUS DER NATUR.Salzburg)が楽しいものですから、気がつけば時刻はすでに夕方。
娘はまだ博物館で遊びたいようす、しかし早く宿に帰らないと娘が寝てしまう。奥さんと僕が娘をなだめすかして、博物館を後にします。
博物館通り(Museumsplatz)から東に向かうゲトライデ通り(Getreidegasse)は長さ300m程の小さな通りですがザルツブルグ旧市街で一番の観光地。
ゲトライデ通りで食品や雑貨を買うため、僕たちは沢山の観光客が行き来する狭い路地を娘をおんぶしておめあてのスーパーマーケットに到着。
さっさと買い物をして、宿に向かうバス停留所へ急ぎます。