2011年1月16日日曜日

パリ,ジャルダン・デ・プラント Jardin des plantes,Paris

Jardin des plantes
僕たち家族の宿があるバニョレはパリ11区の東側。
ホテルの近くには環状道路がはしり、高層マンションが立ち並び、なんか練馬区みたいなところ。
環状道路はパリをぐるりと巡る道路ですが、首都高みたいに複雑怪奇ではありません、すごくシンプル。

 物価の高いパリで貧乏旅行の僕たちが街のレストランに入るには、それは冷や汗もの。
ですからホテルの朝食が一番のご馳走で、ここで食べねばと、とにかくたくさん食べるのです。

ホテルの1階のレストランはビュッフェ式の朝食で、日本のように品数はありませんが。
目の前のテーブルの上に、クロワッサンや丸いパン、カフェオレ、オレンジジュース、スクランブルエッグ、フライドポテト、ソーセージ、グリーンサラダとコーンフレークがずらりと並びます。

たらふく食べたら早速出発。
日本から持ち込んだベビーカーで娘(3歳半)を乗せ、ジャルダン・デ・プラントに向かいます。

地下鉄5号線Gara d Austerlitz 駅で下車すると、目の前にセーヌ川に架かるアゥステリッツ橋が見えてきます。
その向こうにはジャルダン・デ・プラント公園。上野公園みたいなところで、中央の庭園のまわりに木立に囲まれた動物園と博物館がひっそりとあります。
ジャルダン・デ・プラントの動物園


動物園の建物は開放的でゆったりして、とにかく沢山動物を集めましたから見てください、そのようなところが微塵もないのです。

がらんと空いた動物園でなぜかライオンの檻の前に人だかり。
奥さんと僕は興味津々、除雪車みたいにベビーカーで人をかきわけ檻の前に行くと、檻の中ではライオンが交尾のまっ最中。

僕達は生まれて初めてライオンの交尾をまじかで見ることに成功。
娘は驚いて震えおののくばかりで、泣き出しそう。

とてもパワフルなライオンの交尾に夢中で、僕も奥さんも檻の前で動けません。
これまで僕は柴犬の交尾ぐらいしか見たことがありませんから、「やっぱりライオンは迫力あるなー」と感心しきりで独り言、隣で奥さんもうんうんとうなずいています。
僕は良いものが見れて、パリに来たかいがあったな。
自然史博物館の入口

自然史博物館内部
自然史博物館は入り口にラマルクさんの銅像がある古い建物です。
小さな子供を連れた親子が数組ほど、博物館前の入場券売り場に集まっていました。

自然史博物館に入って驚いたのですがここはすばらしい博物館です。
館内にはクジラ、恐竜、その他沢山の哺乳類の骨格が所せましと並んでいます。

見所はホルマリン浸けの脳や内臓など、それは沢山あるのです。
その他に中生代・古生代の化石や岩石などが大量に収蔵物されています。

博物館の2階バルコニーで中学生らしき子供達がスケッチブックをひざにのせ、展示された恐竜の骨格を真剣にスケッチしています。

上野の博物館でこんな光景を見たことがありません、なんだからうらやましく思います。
僕の子供時代に生物の授業でこんな事ができたら楽しかったにちがいありません。
描く事がどんなに大切か、ただ見て歩くだけの見学は博物館を出ると一緒に記憶も頭から出て行くものです。
自然史博物館のチケット

水色のチケットは自然史博物館の入場券で、入場料金は1人18フラン(1990年)


動物園のチケット
 ピンクのチケットは動物園の入場券で、入場料金は1人22フラン(1990年)













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