2012年6月16日土曜日

ウィーン分離派館、Wiener Secession

Wiener Secession
ウィーン分離派館の入場券
Wiener Secession
娘と奥さんと僕はカールス教会を後にして、教会の前に広がるレッセル公園(Resselpark)で娘と鬼ごっこ。遊び疲れた娘をベビーカーに乗せ、ウィーン分離派館(Wiener Secession)めざして出発。
レッセル公園をぐるりと囲む大通りWiener Straßeを西に少し歩くと、大きくカーブして南へ向かう途中、頭に金色の玉葱をのせたウィーン分離派館があらわれます。
ウィーン分離派は1897年グスタフ・クリムト(Gustav Klimt)さんを中心に設立された芸術運動。
ウィーン分離派館はその発信基地として1898年に完成、建築家ヨゼフ・マリア・オルブリッヒ(Joseph Maria Olbrich)さんの作品です。彼はオットー・ワグナーさんから建築を学んだお弟子さん。19世紀に花開いたアール・ヌーヴォーを身にまとっていますが、積み木を積んだような建物です。

Wiener Secession
 僕たち家族は1人40シリング(1990年)で入場券を買いウィーン分離派館に。
ここにはグスタフ・クリムトさんのベートーヴェン・フリーズ(Beethoven Frieze)が地下のギャラリーに展示されています。
それは大きな作品です。巨大なゴリラ(そう見える)の前に裸の美女がうずくまり、その手前に大きなお腹にりっぱな胸を乗せた妊婦がたたずんでいる金ぴかの壁画です。新石器時代の洞窟にあるようなプリミティブで美しい作品です。
Wiener Secession 玄関の大きな鉢を支えるカメ
Wiener Secession

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