2012年6月15日金曜日

ウィーン、カールス教会 Karlskirche,Wien

Karlskirche,Wien 
娘と奥さんと僕はウィーン郵便貯金局で絵はがきを出してから、4月末の少し寒い雲空の下、娘を乗せたベビーカーをガタガタ押してカールス教会(Karlskirche)に到着。
教会の前に広がるレッセル公園(Resselpark)。公園の木立の中には葉が枯れ落ちた落葉樹がぽつぽつ、教会前にはどろんとした水を貼った楕円形の池がありこれまた寒々しい。教会の前で6人の若者がなにやらおしゃべり、楽しそう。僕たち家族は寒いので急いで教会の中に逃げ込み暖をとる。
Karlskirche,Wien
16世紀初頭にペストがヨーロッパに大流行し、沢山の人々が亡くなります。ウィーンの街も当時ペストに襲われます。
観光案内書によれば、カールス教会はペストの犠牲者に大きく貢献したイタリアのミラノの司祭セント・チャールズ・ボッロメオさんのために、16世紀半ばにウィーンに建てられたそうです。カールス教会はチャールズ教会とも呼ばれているそうです。
1737年に完成したこの教会は、建築家ヨハン・バーナード・フィツャー・フォン・エルラッハ(J.B.F.v.Erlach)さんの作品、長い名前です。彼はイタリアで建築を学びウィーンに戻り、ウィーンにバリバリのバロック建築を建てます。
教会正面に、ローマで見たトラヤヌスの記念柱が2本、記念柱の間にはギリシャ風の神殿が、これはけっこう度胸がいる設計です。教会内部にある天井画がとても美しい。
たとえは変ですが、僕が好きな築地本願寺みたいな教会です。
ローマのトラヤヌスの記念柱


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