2012年4月25日水曜日

Rue des Fossés Saint-Bernard,Paris

Fosses Sainto-Bernard,Paris

娘と奥さんと僕はパリ5区のセーヌ川沿いを散歩。
セーヌ川に架かるシュリー橋(Pont de Sully)を渡ろうとしたのですが、娘はベビーカーで昼寝。アラブ世界研究所(Institut du monde arabe)前の小さな広場で僕と奥さんは娘が起きるまで一休み。
広場と呼ぶより広い歩道、葉が落ちた寒々しい街路樹とぽつりぽつりとベンチがあるだけ、からっぽのベンチもこれまた寒々しい。広場の前のフォセ・サン=ベルナール通り(Fosses Saint-Bernard)は行き交う路線バスや車が多くて騒がしい、落ち着いて休むような場所ではありませんし、足早に交差点を渡っていく人達もこの広場には目もくれません。

広場の前にはアラブ世界研究所、大きなガラスの外壁に太陽光が反射してそれはまぶしい。壁のガラスの奥にはカメラのシャッター機構のようなものがカエルのタマゴのようにぎっしり並ぶハイテク建築ですが、ときおり静かにまばたきをする。妖怪百目の遺伝子をもって生まれた面妖なキメラ建築なのです。
ジャン・ヌーヴェル(Jean Nouvel)さんの作品、1987年に完成。

Institut du monda arabe

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