ヴェネツィア、HOTEL SAN MAURIZIO |
HOTEL SAN MAURIZIO |
駅前の広場前には、小さな船が浮かぶ運河がありました。どろんとしたグレーの水面は、曇り空と同じように暗くゆるやかにたなびいています。
今夜の宿をさがしにサン・マルコ広場まで行きます。
サン・マルコ広場近くまでは水上バスのヴァポレット(Vaporetto)を使います。
ヴァポレット乗り場はサンタ・ルチア駅広場のFERROVIA S.LUCIA停留所。
停留所前で乗車券を買い(1990年一人1,800リラ)ヴァポレットに乗り込みます、船で約30分でサン・マルコ広場一つ手前の船着き場のS.MARCO.S.ZACCARIAに到着。ヴァポレットを下りて少し東に歩けばサン・マルコ広場が見えてきます。
僕たち家族がヴェネツィアに到着してから小雨が降り始めました。1990年4月初旬の少し肌寒い日です。重い荷物をかつぎ雨にぬれた娘も奥さんも寒くてかわいそう。早く宿をさがさなければ。
HOTEL SAN MAURIZIOは路地を入った小さな宿で、観光客が少ない静かなところにありました。
少し宿代が高いのですが今日はここに決めました。
宿のおばあさんは僕たち家族がチェクインする前に、娘の雨にぬれたズボンのこかんを触って臭いをかいでいます。娘がおもらししていないか確認したようです。
彼女は娘に問題無しと分かると、僕たちを部屋に案内してくれました。
部屋は床も壁も掃除がいきとどいたきれいでかわいい部屋です。奥さんも気に入り僕も一安心。
宿のおばあさんは翌朝僕たちの部屋に朝食と一緒に娘におかしとおもちゃを持ってきてくれました、その上、宿代を一日当たり20,000リラ値引きしてくれたのです。
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