ウィーンの地図(1990年) |
イタリア最後の日、ヴィチェンツァの田園風景 |
娘と奥さんと僕は、夕暮れのヴィチェンツァの街から、静かに広がる美しい丘の雑木林や畑を眺めて、お世話になったイタリアに「さよなら」。
僕たち家族は日が暮れてから、ヴェネツィアのサンタ・ルチア駅に戻り、ヴェネツィア発23時45分の夜行寝台列車(クシェト)に乗り込みウィーンに向かいます。
もうすぐ5月という春の夜中、寝台車の狭いベッドの上は蒸し暑く、窓を開ける事もできません。あまりの暑さに奥さんは娘をだっこして、夜中の3時に寝台車を抜け出し列車の廊下で涼んでいます。夜行列車で奥さんはいつも寝不足、それに娘と一緒のベッドですからかわいそう、僕は1人でぐっすり寝込んでしまい、ごめんなさい。
ウィーンの主要鉄道駅 |
地図の裏面(1990年当時)ウィーンは19世紀のまま |
これも地図の裏面 |
僕たち家族を乗せた夜行列車は翌朝9時5分にウィーン南駅に到着。
駅の荷物預り所で大きなバックパックを2個預けると、すぐに駅構内の観光案内所でウィーンの地図とホテルリストをもらいます。
僕たち家族は今夜の宿を探すため、地図を片手にウィーン南駅を後にします。
1990年の事です、今ではイタリアから来る列車はウィーン・マイドリンク駅に乗り入れているようで、あのりっぱなウィーン南駅の駅舎が取り壊されたのは残念です。
0 件のコメント:
コメントを投稿