2012年5月30日水曜日

ウィーン、ケルントナー通り、Kärntner Straße,Wien

Kärntner Straße,Wien
ウィーンのケルントナー通り
娘と奥さんと僕は路面電車でオペラ座で下車。
娘を乗せたベビーカーをゴトゴト押して、僕たち家族はオペラ座からシュテファン大聖堂(Stephansdom)に向かうケルントナー道り(Kärntner Straße)をのそのそ散策。
ケルントナー通りには色々なカンバンがあちこち並び、アルミとガラスの建物も多いなんだか新宿の歌舞伎町みたいなところ。
この通りでひときわ目を引くのはなんと言っても"Loos American Bar"。
近代建築の革命児、アドルフ・ロースさん(Adolf Loos)が1907年に建てたもの。
ファサードのアメリカ国旗もさることながら、室内がすごいんだ。
天井は半透明の大理石張り、その大理石が碁盤目状に並び目まいがしそう。
黒い革製の椅子が白黒のタイルの床にどでんとある、座席を仕切るマホガニーの木製パネルと細い木製の柱が規則正しく並ぶのはとても日本的。
Loos American Bar,Wien

2012年5月29日火曜日

ウィーンの地下鉄、U_Bahn,Wien

ウィーンの地下鉄路線図(1990年)U_Bahn,Wien
娘と奥さんと僕はウィーンの街を散歩するのが楽しいものですから、移動はもっぱら徒歩。
それでも路面電車の定期券を買いましたから、目的地の少し手前まで路面電車で行き、そこからぶらぶら歩きます。
僕たち家族がウィーンで地下鉄に乗ったのは3回だけ、1990年当時、U_BahnはU1号線とU4号線だけでした、駅の自動販売機で1枚20シリング(当時約340円)で地下鉄の切符を買い乗り込みます。現在のU_BahnはU1,U2,U3,U4,U6の5つの路線があるようです。
ウィーンの街は路面電車がくまなく走っていますから、僕たち家族にとっては地下に潜るより路面電車に乗るほうが便利。それに美しい街並を見ながらのんびり楽しめるのはやはり路面電車。
地下鉄の切符 U_Bahn,Wien

2012年5月25日金曜日

ウィーン、オペラ座 WIENER STAATSOPER

WIENER STAATSOPER ウィーンオペラ座
娘と奥さんと僕は宿の前にあるSchloss Belvedereの停留所から路面電車に乗り込みます。
僕たち家族を乗せた路面電車はプリンツ・オイゲン通り(Prinz Eugenstrasse)をごとごと走りだしました。朝9時ごろの車内には小学生やおばさん、会社員らしきおじさんとかなり混雑しています。路面電車はベルヴェデーレ宮殿の木立の横を通り抜けながら北に向かい、しばらく走り、その後進路を大きく左にカーブしてケルントナー・リング(Kärntner Ring)の大通りに入ります、そこを3ブロック程行けばオペラ座前の停留所(Kärntner Ring / Oper)に到着。宿から2Km程の距離ですから路面電車で15分。
僕たち家族はオペラ座を横目で見ながらケルントナー通り(Kärntner Strasse)をのそのそ歩いて行きます。娘は「おなかがすいた」でオペラ座どころではありません、お菓子屋さんでも探しましょう


2012年5月23日水曜日

ウィーンの路面電車 Straßenbahn,Wien

ウィーンの路面電車 Straßenbahn,Wien 
シェーンブルナー・シュロス通りを走る路面電車
 Schönbrunner Schloßstraße
ウィーンの路面電車は、娘と奥さんと僕にとっては足がわり、街中いたるところに停留所があり、頻繁に走っていますから、それは便利、それに娘の安物のベビーカーはそろそろ限界らしく、車軸が曲がりがたがた。
僕たち家族はウィーン南駅のキオスクに行き、路面電車の1週間乗り放題定期券を買います。日本から持ち込んだパスポート用の余った写真をキオスクのおばさんに手渡すと、彼女はその場で路面電車の定期券を作ってくれました。僕はドイツ語もろくにしゃべれません「シュトラスバーン、サイトカルテ」を繰り返し、なんとか定期券を購入、定期券は1人100シリング(1990年)当時1,700円ほど、僕たち家族は1週間で30回以上路面電車に乗りましたから、安いものです。
路面電車の定期券

路面電車の定期券裏側

2012年5月21日月曜日

ウィーンの宿、Hotel Pension Monopol,Wien

Hotel Pension Monopol,Wien
Monopol の部屋
娘と奥さんと僕がウィーンでお世話になった宿、Hotel Pension Monopol。
いつも僕たち家族は宿探しが大変、安くて快適な宿を見つけ出すには3時間は当たり前、半日宿を探して街をうろうろする事もあります。
ところがこの宿は、探し始めて40分ですんなり決まり、とても良い宿です。
Hotel Pension Monopol はベルヴェデーレ宮殿(Belvedere) 西側のプリンツ・オイゲン通り(PRINZ EUGENSTRASSE) からゴールデガッセ(GOLDEGGASSE) の路地を入ってすぐの所。
宿の料金は親子3人で1泊600シリング(1990年当時)日本円で10,200円ほど、それに朝食付きとありがたい。僕たち家族は朝になるとベルヴェデーレ宮殿の庭を散歩、宿から目と鼻の距離ですから、それもこの宿の良いところ。
ベルヴェデーレ宮殿の庭 Belvedere

僕たち家族が朝食を食べた部屋は、天井の高い薄暗い広い部屋で、今でも19世紀の貴族がでてきそう、そこに4人がけのテーブルと椅子が8組ほど離れてゆったり置いてあります。
僕たち家族はいつも暖炉に近い場所で、のんびりパンとチーズ、オレンジジュース、コーヒーとミルクのシンプルな朝食をいただきます。朝食のチーズがまたおいしいのです。
宿の朝食のチーズのラベル

2012年5月18日金曜日

ウィーン、カールスプラッツ駅、Karlsplatz,Wien

Karlsplatz,Wien
娘と奥さんと僕はカールスプラッツ駅(Karlsplatz)のカフェでのんびり。空いちめん春先の湿った雲におおわれて少し寒い日、僕たち家族はたくさん歩いて身体が冷えました、それではここで暖まっていきましょう。
1899年に建てられたカールスプラッツ駅、今では駅舎を引退してカフェとギャラリーに使われています。色白でかわいいかまぼこ屋根の駅舎、広場をはさんで向き合うように建てられたこの駅舎は、ウィーンに沢山の建築を残したオットー・ワグナー(Otto Wagner)さんの作品です。
カールスプラッツ駅のカフェのレシート

2012年5月17日木曜日

ウィーンの銀行、ZENTRALSPARKASSE UND KOMMERZIALBANK

ZENTRALSPARKASSE UND KOMMERZIALBANK
ウィーン中央銀行
娘と奥さんと僕はUSドルを両替するため、銀行を探してウィーン南駅からベビーカーをゴロゴロ押してUバーン(地下鉄)のカールスプラッツ駅(Karlsplatz)に到着。
ここまで来なくても銀行は沢山あったのです、はじめて歩くウィーンの街ですからそれは楽しい。
オレンジ色のマルにZのウィーン中央銀行(ZENTRALSPARKASSE UND KOMMERZIALBANK)のカンバンはガソリンスタンドみたいに街中あちこちに立っていて、これが目立つんだ。僕たち家族はウィーン中央銀行で400ドルを両替、銀行の手数料を85シリング取られ、4,587シリングとなりました(1990年)当時日本円で80,000円ぐらい、1シリングが約17円。それにしても手数料が1,445円とは、ウィーン中央銀行の取り分は多いな。それでもウィーン南駅の両替所よりレートは良いのですが。

カールスプラッツ駅(Karlsplatz)周辺

2012年5月16日水曜日

ウィーンの地図、Wien

ウィーンの地図(1990年)
イタリア最後の日、ヴィチェンツァの田園風景

娘と奥さんと僕は、夕暮れのヴィチェンツァの街から、静かに広がる美しい丘の雑木林や畑を眺めて、お世話になったイタリアに「さよなら」。
僕たち家族は日が暮れてから、ヴェネツィアのサンタ・ルチア駅に戻り、ヴェネツィア発23時45分の夜行寝台列車(クシェト)に乗り込みウィーンに向かいます。
もうすぐ5月という春の夜中、寝台車の狭いベッドの上は蒸し暑く、窓を開ける事もできません。あまりの暑さに奥さんは娘をだっこして、夜中の3時に寝台車を抜け出し列車の廊下で涼んでいます。夜行列車で奥さんはいつも寝不足、それに娘と一緒のベッドですからかわいそう、僕は1人でぐっすり寝込んでしまい、ごめんなさい。
ウィーンの主要鉄道駅

地図の裏面(1990年当時)ウィーンは19世紀のまま

これも地図の裏面

僕たち家族を乗せた夜行列車は翌朝9時5分にウィーン南駅に到着。
駅の荷物預り所で大きなバックパックを2個預けると、すぐに駅構内の観光案内所でウィーンの地図とホテルリストをもらいます。
僕たち家族は今夜の宿を探すため、地図を片手にウィーン南駅を後にします。
1990年の事です、今ではイタリアから来る列車はウィーン・マイドリンク駅に乗り入れているようで、あのりっぱなウィーン南駅の駅舎が取り壊されたのは残念です。

2012年5月10日木曜日

BURGER KING, Paris

BURGER KING, Paris
娘と奥さんと僕はパリ6区のサンジェルマン大通り(Bd Sainto_Germain)を散歩中に"BURGER KING"に出会いました。
店先にはハンバーガーのメニューが、入口には大きなセットメニューの表示、お決まりのハンバーガーとフライドポテト、オレンジジュースで19フラン(1990年)当時日本円で760円ほどです。
奥さんも僕も「パリでバーガーキングはないよね」と、しかし娘が「ハンバーガー食べる」と言い出すと困るので僕たちは娘を乗せたベビーカーの速度を上げ足早に店先から離れます。
しかし今では"BURGER KING"はパリにありません、1998年にフランスから撤退したのです。
パリでカフェは自分の書斎みたいなものですから、ファストフード店のようにのんびりできないお店は必要ないのでしょう。

2012年5月9日水曜日

PIZZA BELLAMY, Paris

PIZZA BELLAMY,SALADES RESTAURANT,Paris
娘と奥さんと僕がよく散歩したのはパリ4区や5区あたり。
"PIZZA BELLAMY"は安くてそれなりですが家族で気楽に入れるお店です。
1990年の事です、それにしても"PIZZA BELLAMY"はどこにあったのでしょう、店の場所は忘れてしまいました今ではこの場所に店は無いでしょう。
僕たち家族はもちろん貧乏旅行ですから、パリでフランス料理のレストランに入る気もありませんし、それに食べ方もわかりません。
僕たち家族がパリで食事をした所は中華料理店やトルコ料理店など、ほぼどの店もはずれなく安くておいしいのです。
トルコ料理の店は店先で大きな肉のかたまりをグルグル回していますからちょっと立ち寄って、お店のおじさんに半円形のトルコのパンに肉をはさんでもらい、店先のベンチでいただきます、食べごたえがありおいしいのです。

2012年5月5日土曜日

BABY_ZOO, Paris_Vincennes

BABY_ZOO, Paris.Vincennes
ヴァンセンヌ動物園の入口近くにある遊園地
"BABY_ZOO"ここは娘と奥さんと僕がヴァンセンヌ動物園(Parc Zoologique de Paris_Vincennes)の帰りに立ち寄った遊園地。
建物全体が緑色に塗装されたほったて小屋ですが、それは、かわいらしい小さな遊園地です。遊園地に娘と同じ4歳ぐらいのこどもたちが遊びに来ています。こどもたちは回転式の床の上のバスやレーシングカー、ヘリコプターなど沢山の乗り物を前に、どれにしようか品定め。娘は知らないこどもたちが怖いと、乗り物には乗りません。
BABY_ZOO.Paris.Vincennes

遊園地には子供達が喜ぶお菓子やおもちゃが沢山ぶらさがった売店があります。
娘は売店でお菓子の入った風車が気に入り手放しません。
"BABY_ZOO"はヴァンセンヌ動物園の入場ゲートの南側にあるサンチュール・デュ・ラック・ドーメニル通り(Route de Ceinture du Lac Daumesnil)を渡りドーメニル湖(Lac Daumesnil)がわに渡ってすぐの所にあります。
上野動物園前には、にぎやかな遊園地やお土産屋が沢山ありますが、"BABY_ZOO"はこの小屋一軒だけ、とてもシンプル、これでじゅうぶん。
1990年の事です、今でもこの小さな遊園地があれば良いのに。


2012年5月4日金曜日

パリ、オペラ座 Opéra Garnier, Paris

オペラ座のパンフレット
娘と奥さんと僕はオペラ座(Opéra Garnier)に到着。奥さんと僕は娘を乗せたベビーカーをごとごと押して、シテ島からリヴォリ通り(Rue de Rivoli)を西に向かい、ルーブル宮殿の脇を通り抜け、すぐ右手に入るオペラ通り(Avenue de l'Opéra)に入り北に歩きます。オペラ通りの突き当たりにオペラ座の正面が見えてきます。
オペラ座の入場料は1人20フラン(1990年)で500円ほど、もちろんオペラを見るのではなく劇場を見るだけ。
がらんとした劇場内は僕たち家族だけ、なんとも贅沢な気がします。
Avenue de l'Opéra, オペラ道り
オペラ座の前には沢山の観光客が階段でひなたぼっこ。南側がオペラ通りで開けていますからとにかく日当りが良い、みんな階段に座り道行く人を眺めてぼんやり。
僕たち家族もしばらくここで日光浴。
オペラ座の観光案内は日本語版があります、そこには。
1860年12月26日に設計コンクールが行われ、171の応募作の中からシャルル・ガルニエ(Charles Garnier)の作品が選ばれたそうで、完成は1875年1月5日にマック・マオン元帥により落成された、と書いてあります。
オペラ座の階段
 パリのオペラ座はネオ・バロック建築の代表だそうです。
その後、僕たちはローマでベルニーニさんやボッロミーニさんの気合いの入ったバロック建築をこれでもかと拝見します。ベルニーニさんやボッロミーニさんが本物だと僕は断言できませんが、なんでも「ネオ」とか「ポスト」が付くと、取り付かれたような邪気が無くなり迫力が無くなるようです。
オペラ座、劇場の天井画はシャガールさん

オペラ座のエントランス

オペラ座の劇場内部