2012年3月26日月曜日

ヴィチェンツァ、テアトロ オリンピコ,Teatro Olimpico,Vicenza


Teatro Olimpico  入口

Teatro Olimpico 中庭
娘と奥さんと僕はオリンピコ劇場(Teatro Olimpico)にやって来ました。
僕たち家族はジャコモ・マッテオッティ広場(Piazza Giacomo Matteotti)の観光案内所でヴィチェンツァの地図と観光情報誌をもらいます。
ジャコモ・マッテオッティ広場の北側にはアンドレーア・パラディオ(Andrea Palladio)さんが16世紀に設計したオリンピコ劇場があるのです。
劇場の入口は城壁のような壁にアーチ形の穴がぼそりと開いているだけ、ローマの遺跡のようです。
門をくぐると小石が敷き詰められた中庭があります。オリンピコ劇場の壁面はツタが一面にたれさがり鮮やかな緑色。庭の中央部には楕円形の芝生がありバラが植えてあります、ところどころモミの木でしょうか高木の常緑樹が数本ある手入れがいきとどいた庭です。
テアトロ・オリンピコ入場券
劇場の玄関はこの庭の奥にあり、入口を入ると大きなホールがあらわれます。ホールの床は白大理石と淡い茶色の大理石の格子模様。壁にはフレスコ画でコリントス式の列柱や古代ローマの女神が画かれています。
僕たち家族は、オリンピコ劇場の入場券を1人3,000リラ(1990年)で買い劇場に入ります、うわさには聞いていましたが何ともすごい劇場です。
天井にはミケランジェロが画いたような青空があり、客席の最後部には列柱と彫像が立ち並びます。急勾配の階段状観客席の正面にこれでもかと遠近法をきかせた舞台があるのですが、舞台の背景がマトリョーシカみたいに入れ子になっていて、それは不思議な気分になるのです。
テアトロ・オリンピコ 平面・断面図
テアトロ・オリンピコ舞台

0 件のコメント:

コメントを投稿