Museo Civico Pinacoteca Palazzo Chiericati (キエリカーティ美術館) |
娘と奥さんと僕はテアトロ・オリンピコを出ると、目の前のジャコモ・マッテオッティ広場(Piazza Giacomo Matteotti)で一休み。
広場でのんびりお昼を食べよう、そんな気持ちになりません。
ジャコモ・マッテオッティ広場には少しばかりの木立がありますが、ハトがのんびりえさをもらえるような雰囲気ではありません。
広場は道路に囲まれていて、境界線上にまにあわせのようにプラントボックスが置いてあるだけ。そこを車や路線バスが行き来しますから排気ガスも気になるし、なにより落ち着かない残念な広場です。ヴィチェンツァ市公園緑地課(あるのかな)どうにかして。
広場の脇にはキエリカーティ美術館(Museo Civico Pinacoteca Palazzo Chiericati)。
この建物もアンドレーア・パラディオ(Andrea Palladio)さんの設計。
パラディオさんは16世紀に活躍した建築家ですが、この建物が完成したのは17世紀末。
ヴィチェンツァ市がキエリカーティさんの邸宅を1839年に買い取り美術館にしたのです。
美術館には14世紀から19世紀の絵画のコレクションがあり、ヴェネツィア派のバッサーノ、ヴェロネーゼの作品やヴァン・ダイク、ブリューゲルなどの作品があるそうです。
あるそうで、僕たち家族はこの美術館を見ていませんが。
キエリカーティ邸が完成した当初、建物は白大理石の真っ白な外観をしていたのでしょう。
僕たち家族がここを訪れた時(1990年)には、建物の1階部分はぐるりと黄緑色。
白大理石の上から塗装したのか、それはしぶいうぐいす色。
現在は大理石をきれいに掃除して竣工当時にもどしたようで、建物全体は真っ白だとか。
僕は苔むしたようなうぐいす色も悪くないと思います。
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