2011年5月30日月曜日

シエナのレムス,Remus di Siena

Duomo di Siena, Siena

Piazza Tolomei, Siena
シエナではオオカミの像と何度か出会いました、これは雌狼が双子のロムルス(Romulus)とレムス(Remus)に乳を飲ませている像です。
シエナの起源にレムスがかかわっています。紀元前6世紀頃のことです、ロムルスはローマ建国神話に登場するローマの建設者です。ロムルスには双子の兄弟で弟のレムスがいました、レムスは兄ロムルスによって殺されるのですが、二人の息子を残します。彼の息子セニウス・アスキウスはローマを逃れてシエナの地にたどり着き、ここに新しい国をつくったというお話です。
雌狼とロムルスとレムスの伝説は、ティベリス川の精霊が、ティベリス川を流されているロムルスとレムスの双子を川から救い出し、川岸にすむ雌狼に預けます。狼は双子に乳を飲ませて彼らを育てるのです、やがて羊飼いのファウストゥルスが双子を見つけ、彼の妻ラレンティアと彼らを引き取り育てたということです。

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