2013年8月24日土曜日

シャルトルのウォークマン


シャルトルの観光局専属ガイドはSONYのウォークマンだったのです、1990年のことですが。
フランス語と英語とドイツ語でこう書いてある。
VISITE DES VIEUX QUARTIERS
avec cassettophones à votre convenance en toute liberté.
Découvrir l'histoire de chartres,de ses monuments,de ses habitants à travers les siécles,
en empruntant ses rues pittoresques,ses vieux ponts et ses tertres .... Itinéraire fléché.
UNE HEURE DE PROMENADE COMMENTÉE.
TAKE A ONE-HOUR SELF-GUIDED WALK THROUGH HISTORIC OLD CHARTRES.
Follow arrows down ancient steps to the river with its picturesque bridges,
churches and winding streets.
Walkman cassettes in English may be hired from the Tourist Office.
In einem angenehmen Spaziergang durch pittoresken Gässchen,
über alte Brücken und malerische Stiegen eroffnet sich lhnen die Geschichte unserer Stadt,
ihrer Bauwerke und ihrer Einwohner,durch eine.
BESICHTIGUNG DER ALTSTADT MIT KASSETTENRECORDER IN DEUTSCHER SPRACHE.
Dauer:60 min
ausgeschilderter weg.
Location du matériel 35F pour 1 ou 2 personnes plus caution à L'OFFICE DE TOURISME place de la Cathedralé.
仲良く二人でシャルトルの街を散歩するならやぼなガイドは必要ない、そんなときウォークマンガイドならじゃまになりません。
あくまで僕のかってな空想です、その裏には人件費削減も。
観光ガイドのカセットレコーダーは1時間35フラン(当時900円ほど)でレンタルできます、この使用料金はシャルトル大聖堂前観光案内所存続のため必要です、なにとぞご了承ください。とあくまでひかえめに書かれています。

2013年8月21日水曜日

シャルトルの司教館公園 Jardin de l'Evêché.Chartres

Jardin de l'Evêché.Chartres  司教館公園

娘と奥さんと僕はシャルトル大聖堂を出ると教会裏手の石垣をくだり司教館公園(Jardin de l'Evêché)にやって来ました。
それは天気が良くて気持ちの良い昼下がり、ここでひなたぼっこをしないとは言語道断。
ウール川岸からゆるい傾斜で広がる司教館公園には川から丘を上る5月の風が吹き、芝に反射した日差しが黄色や赤い花びらをうきたたせますからそれはきれい。
みんなで靴を脱いで裸足になるとこれがまた良いのです。
この公園は名前からしても教会がつくったものでしょう、ひょとしたらマンドレイクなどを栽培したかも。
司教がここでマンドレイクをかじり瞑想する、僕の頭に浮かんだありもしない幻想です。
Jardin de l'Evêché.Chartres

2013年8月15日木曜日

シャルトル大聖堂-3 Cathédrale Notre Dame de Chartres

Cathedrale Notre Dame de Chartres
シャルトル大聖堂屋上
娘と奥さんは高いところが大好き、僕もおのぼりさんですぐのぼる。
僕たち家族はシャルトル大聖堂の塔にねじこまれたスクリュウみたいな狭い石の螺旋階段をひたすらのぼる、300段以上ある階段を上り外に出ると強い風が塔を巻き込むように僕たちを吹き抜けていく。
シャルトル大聖堂は丘の上に立つ教会ですから眺めが良い、それにここは地上から100m以上離れている、周りには高い山も高い建物もない。
シャルトル大聖堂の塔から屋上へ

Cathedrale Notre Dame de Chartres
シャルトル大聖堂屋上回廊
 屋上に手摺のついた回廊がぐるりとある、そこに小さく張り出したバルコンが飛び梁の上だけにぽつりぽつり並んでいる。
ゴシック建築とはなんでも12世紀ごろフランスで発明された建築構造。それまでの建築より大空間をつくれるようになった、それを可能にしたのが飛び梁と呼ばれる巨大なつっかえ棒だということだ。
奥さんは一言「飾りじゃないのよフライング・バットレス」。
シャルトル大聖堂の飛び梁はきゃしゃな断面で肋骨みたい、そしてとても美しい。
Cathedrale Notre Dame de Chartres
シャルトル大聖堂の屋根と2重の飛び梁



2013年8月13日火曜日

シャルトル大聖堂-2 Cathédrale Notre Dame de Chartres

シャルトル大聖堂の塔の入場券
娘と奥さんと僕はシャルトル大聖堂の塔を上り屋根の上に。塔の入場料は1人16フラン(1990年)400円ほど。大聖堂の屋根からのながめはすごいんだ、エッフェル塔まで見えそう、むりかな。
入場券の記載はこんなかんじ。
ministére de la culture caisse nationale des monuments historiques et das sites.
droit d'entrée dans les monuments appartenant à l'Etat.            plein tarif   16F
A conserver pour être présenté à toute réquisition.
この入場券はフランスの文化通信省発行のもの、たぶん日本の文部科学省みたいなところが国宝級の歴史建造物を管理している。
最後の注意書きは、入館中はチケットをなくさないでください、かな。
Chartres(シャルトル)の街並み

2013年8月11日日曜日

シャルトル大聖堂-1. Cathédrale Notre Dame de Chartres

Cathedrale Notre Dame de Chartres
娘と奥さんと僕はシャルトル大聖堂(Cathédrale Notre Dame)に到着。
シャトレ広場(Place Chatelet)から南にサン・メメ通り(Rue Sainte-Même)をワンブロック歩き、シュバル・ブラン通り(Rue du Cheval Blanc)白馬通りとは素敵だな、の交差点を左に折れ、少しばかり歩けば小さな広場に出る、広場を右に曲がりすぐ木立の向こうにシャルトル大聖堂前の広場が見えてくる。
シャルトル大聖堂はCathédrale Notre Dameが正式名でノートルダム大聖堂、聖母マリア様をまつる教会。
4世紀ごろに建てられ、何度も火災にあっては修復され現存する教会は13世紀に改築されたものだとか。
パリのノートルダム大聖堂より可憐だ。教会のファサードの双塔は左右形が違うが、ここが良い。
右側の塔はロマネスク様式で古い時代のものと思うがどうかな、左の塔はパリのノートルダムに少し似てる、ゴシック様式。ファサードだけを見ればシャルトルのノートルダム大聖堂のほうが美人。

こんな伝説がある、「シャルトル大聖堂にマリア様が着ていた服がある」。教会にはちゃんとこの聖衣が飾られていて、ローソクを灯したたくさんの人々がお祈りに来る。
Cathedrale Notre Dame de Chartres
シャルトル大聖堂入口