2013年1月18日金曜日

パリ5区の区役所 Mairie de 5e arrondissement de Paris

パリ5区の区役所
Mairie de 5e arrondissement de Paris
娘と奥さんと僕はPlace du Pantheonを北に歩き、パンテオンをぐるりと正面に回り込み広場に到着。
パンテオン前の広場から北にのびるスフロ通り(Rue Soufflot)。通りをはさんで東側にソルボンヌ大学(パリ大学)西側にパリ5区の区役所(Mairie de 5e arrondissement de Paris)がパンテオンと向き合うように建っています。
区役所正面に4本のイオニア式の柱があります。柱の上には時計がついたペディメント。
ペディメントの下のエンタブレチュアにLIBERTE  EGALITE  FRATERNITE の3文字が書かれています。自由、平等、友愛。
この界隈を Simone Weil(シモーヌ・ヴェイユ)も歩いたのでしょうか。
彼女が求めた自由、平等、友愛。

パリ5区の区役所正面はパンテオン
スフロ通り(Rue Soufflot)の西のつきあたりはリュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)その木立の向うにぽつんと立つエッフェル塔。
スフロ通り(Rue Soufflot)
Simone Weil
吉本隆明さんの著書「言葉という思想」に書かれた、シモーヌ・ヴェイユの意味に、こうあります。
シモーヌ・ヴェイユのことをジョルジュ・バタイユがどう感じていか。
バタイユの小説「青空」で、ラザールという名で描かれているのがシモーヌ・ヴェイユで、彼女はいつでも黒づくめの洋服を着て、人生の廃疾者みたいな連中のために、生命と血を捧げつくそうと、自分を故意に追い込んでいる女だと。
ジョルジュ・バタイユはシモーヌ・ヴェイユをそんなふうにきらうのですが、彼女に強く惹かれている。
吉本さんは云います、「シモーヌ・ヴェイユの思想がどんなに現在を生きる私たちに勇気を与えてくれるか」。
僕も彼女のように生きられませんが、彼女の生き方がとても魅力的だと思うのです。

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