2012年10月18日木曜日

モーツァルトの生家 Mozart Geburtshaus.Salzburg

MOZART  MUSEUM  SALZBURG
モーツァルト博物館の入場券
娘と奥さんと僕はモーツァルトの生まれた家に到着。
ザルツブルグの旧市街のゲトライデ通り(Getreidegasse)に面したモーツァルトの生家、その黄色い壁には大きく"Mozart geburts haus"と書かれ、建物の壁面から垂れ下がる長く大きな赤と白と赤のオーストリア国旗が風になびいています。
モーツァルトの生家は今では彼の博物館として一般に開放され、多くの観光客がこの小さな家を訪れます。僕たち家族は入場券を1人50シリング払い(1990年)850円ほど、博物館の中に、狭い階段を上って館内を見て歩きます。当時、居間として使っていた部屋でしょうか、部屋には古いピアノがあり、青年がモーツァルトのピアノ・ソナタ第13番を静かに演奏しています。彼は部屋には自分1人、誰もいないかのように弾くのです、それがとても良い、僕はまるで夢を見ているよう。
Mozart Geburtshaus.Salzburg
山田風太郎さんの「人間臨終図巻」には、こう書かれています。
35歳で死んだ人々。
ヴァルフガング・アマデウス・モーツァルト( Wolfgang Amadeus Mozart ) 
1791年12月5日午前0時50分に息をひき取った。集まったわずか数人の知人と弟子は、おりからの雪まじりの悪天候のために墓地に見送る事もできず、死体は墓堀人の1人によって、セント・マルクス墓地にほうむられ、数十日後にはその正確な場所さえ不明になった。
彼の症状は慢性的な水銀中毒に適合するといわれ、そのため当時彼と音楽上のライヴァルであった老作曲家アントニオ・サリエリ(シューベルトの師)が嫌疑を受けたが、真相は不明の雲につつまれたままとなった。これは「人間臨終図巻」からの抜粋です。
もちろん僕は彼の音楽が好きです、しかしモーツァルトの悪夢のような生きかたに強い魅力を感じるのです。

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